2021.12.18
![](https://smooooth11-site-one.ssl-link.jp/sanaekikaku240118/uploads/seo/616547ff598ff44_m.jpg)
いつもありがとうございます。
当事業所の代表、原です。
朝晩は随分と気温が下がってきており、季節の移り変わりを感じています。
新型コロナウイルスの感染者数の推移も、以前と比べると随分落ち着いてきていますが、まだまだ予断は許せない状況に変わりはありませんね。
世の中にはコロナウイルスだけでなく、今後も注意が必要なウイルス(従来からの感染症等)は他にも沢山ありますので、普段からの感染症対策はもちろんのこと、自分自身の免疫力を高める努力と継続の必要性を日々感じています。
40歳を越えた辺りから、「健康」という分野の価値観(優先順位)が自分の中で随分と上がってきたなと実感しています。
(20代~の若い時は、「お金」「自由」「趣味」などの価値観が上位を占めていました)
それだけ自分も歳を重ねたということでしょうね…(笑)
◆ 人生の輪(ライフホイール) ◆
さて、今回は私が普段から定期的に確認している重要なツールがありますので、ご紹介させてもらいます。
そのツールは「人生の輪(別名:ライフホイール)」というもので、私がセルフチェックの決定版と位置付けているものです。
(※「人生の輪」とネット検索してもらえれば、山ほど情報がアップされていますので、気になる方はご自身でも情報収集してみてください)
この「人生の輪」ですが、自己啓発の分野や心理学、コーチングなどはもちろん、分野を越えて幅広く活用されているツールであり、どの分野においても、かなり重要視されているツールです。
私は普段より資産運用の観点から投資(トレード)を行うのですが、その投資の師匠からもお金を通じて「人生の輪」の重要性を学びましたし、現在も学び続けている最新の心理学と言われるNLP(神経言語プログラミング)でも、「バランスホイール」という名で「人生の輪」はしっかりと登場します。
今回はこの「人生の輪」について、前・後半の2回に分けて解説していきます。
(※今回は1回目として、基本的なルールなどの解説をメインにお伝えします)
この後の解説をご覧になって、一度「人生の輪」の作成に取り組まれることを、是非ともおススメします!
◆ 人生の輪とは? ◆
この「人生の輪」を簡単に説明しますと、全部で8つのエリアから成る円形(サークル)のモデルです。
(※下の図を参照ください)
【 人生の輪(ライフホイール)】
![](https://smooooth11-site-one.ssl-link.jp/sanaekikaku240118/uploads/seo/%E4%BA%BA%E7%94%9F%E3%81%AE%E8%BC%AA.jpg)
”人生の輪” というだけあって、8つのエリアが私たちの生活や人生における重要な役割をそれぞれ担っています。
(※注)
この「人生の輪」は前述のとおり、心理学やコーチングなどの様々な分野で活用されていますが、8つのエリアの各項目については流派(宗派?)によって若干異なります。
今回は、普段から私が活用している8項目の内容に沿って解説しています。
![](https://smooooth11-site-one.ssl-link.jp/sanaekikaku240118/uploads/seo/4914534_s.jpg)
◆ 人生の輪の使い方 ◆
人生の輪における8つのエリアの説明と、このツールの使い方の解説は以下のとおりです。
<人生の輪における8つのエリア>
1.「感情」のエリア
2.「健康」のエリア
3.「人間関係」のエリア
4.「仕事・キャリア」のエリア
5.「お金(財政面)」のエリア
6.「時間管理」のエリア
7.「環境」のエリア
8.「精神」のエリア
<人生の輪の作成方法(基本的ルール)>
■現時点における各エリアに対して、自分自身でそれぞれに点数を付けます。
■点数は1点(不満足な状態)~ 10点満点(充実している状態)の間で付けます。
■点数はあくまでも自己評価で結構です。(他人からの評価ではなく、自分で思った点数を付けます)
■全8エリアに点数を付けたら、それぞれを線で繋げていきます。
■完成したご自身の人生の輪を確認します。
以上が基本的な作成ルールで、意外と簡単ですよね?
慣れれば、10分もあれば完成します。
※ルールに沿って作成すると、下のサンプル図のようになります。
![](https://smooooth11-site-one.ssl-link.jp/sanaekikaku240118/uploads/seo/%E4%BA%BA%E7%94%9F%E3%81%AE%E8%BC%AA%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AB.jpg)
それぞれのエリアに対しての意味や解釈(捉え方)は以下のとおりです。
【 1.「感情」のエリア 】
普段から、どれだけご自身の感情をコントロールできているのかを表すエリアです。
ちょっとしたことで直ぐに”カッ”となってしまったり、イライラしてしまうなど、喜怒哀楽が極端な場合、感情面の点数は下がる要因になります。
反対に、普段から感情(心)が整っていて、ちょっとしたことでも動じず、感情の起伏を上手にコントロールできている(落ち着かせている)方は、このエリアの点数は高くなるでしょう。
あなたは現状に何点を付けることができるでしょうか?
【 2.「健康」のエリア 】
健康面(身体そのものに加えて気力の充実など)を表すエリアです。
普段から健康体であって、体調を崩したり寝込んだりすることもなく、朝、目覚めてからも ”やる気に満ち溢れている様な状態” の方は、このエリアの点数が高い傾向にあります。
反対に、「身体が常に疲労を抱えていて疲れが抜けない…」「気力が上がらない…」「睡眠不足が続いている…」など、身体等に不調を抱えている人は、このエリアの点数が低くなる要因となります。
現状に対して、あなたは何点を付けることができるでしょうか?
【 3.「人間関係」のエリア 】
自分と近しい人との関係性を表すエリアです。
普段から接している身近な方との関係が良好な状態であれば、このエリアの点数は高くなる傾向にあります。
ちなみに、ここで挙げている人間関係ですが、パートナー(夫や妻、恋人など)がおられる場合はその方との関係をメインに捉えていただいて結構です。
また、パートナー以外にも普段からよく接する人(会社の同僚や上司、部下、友人など)を思い浮かべながら、ご自身の周囲の人間関係を総合的に判断して点数を付けてください。
あなたは現状に何点を付けることができるでしょうか?
【 4.「仕事・キャリア」のエリア 】
現在のお仕事やキャリアにおいての充実度を表すエリアです。
「自分の理想通りの仕事に就けていたり、キャリアを描けている」「納得のいく職場で働くことができている」など、仕事において充実した状態をキープできているのならば、このエリアの点数は高くなります。
逆に「仕事が楽しくない…」「やりたい仕事でもないし、やる気も起こらない…」「正当に評価されていない…」と感じるなど、自分の仕事に対して満足できていない場合などは、このエリアの点数が低くなります。
現状に対して、あなたは何点を付けることができるでしょうか?
【 5.「お金(財政面)」のエリア 】
ご自身の現在における収入や貯蓄額、または仕事とは別に収入源があるなど、自分が十分に満足できるだけのお金を手に入れる体制が築けているかどうかを見るエリアです。
ご自身で満足がいく収入または収入源を構築できていれば、このエリアの点数は高くなります。
一方で、「収入が低い」「貯蓄がない」「お金がなかなか貯まらない」「将来に向けて金銭面で不安がある…」などの場合、このエリアの点数は低くなります。
現状に対して、あなたは何点を付けることができるでしょうか?
【 6.「時間管理」のエリア 】
普段の生活の中で、どれだけ有意義に時間を使えていたり、時間を確保できているかを見るエリアです。
普段からやりたいことや、必要なことに対してしっかりと時間を確保できていたり、自分にとっての自由な時間を普段から使えている方は、このエリアの点数は高くなります。
反対に、「忙しすぎて常にバタバタしている…」「仕事や家族に時間を奪われて自分の時間が取れない…」「とにかく時間が無い!」という方は、このエリアの点数は低くなるでしょう。
現状に対して、あなたは何点を付けることができるでしょうか?
【 7.「環境」のエリア 】
ここでの環境についてですが、住んでいる場所や家などの”住環境”をメインに考えてください。
住んでいる住居の間取りや住み心地はもちろん、自分がゆったりとリラックスして過ごせる環境であったり、騒音やご近所トラブルなども無い落ち着いた環境を確保できているのであれば、このエリアの点数は高くなるでしょう。
反対に、住んでいてストレスや気苦労が絶えない場合や、騒音トラブルや立地が悪い、ご近所仲も不穏…などの問題を抱えている場合は、このエリアの点数が低くなってしまう要因となります。
現状に対して、あなたは何点を付けることができるでしょうか?
【 8.「精神」のエリア 】
この”精神”のエリアに関してですが、解釈は人によって様々です。
単純に「精神面が強い」「心が強い」という風に捉えていただいても問題ありませんが…。
私のおススメの捉え方をご紹介すると…、
■「今後の人生を、どういった生き方をしていきたいか?」
■「自分の人生の執着地点(死)を考えたとき、どの様な人生であったら幸せだったと思えるだろうか?」
上記の質問のように、自分の ”人生” や ”死” に対して普段から十分に考えているという方は、このエリアの点数を高く付けてもらって結構です。
反対に、「あまり人生や自分の死について深く考えたことがない…」という方は、現状は低い点数になろうかと思います。
以上、簡単にではありますが、8つのエリアの捉え方を説明しました。
上記を踏まえて、一度ご自身でエリア毎に点数を付けてみてください。
現状、あなたは各エリアで何点を付けられるでしょうか?
![](https://smooooth11-site-one.ssl-link.jp/sanaekikaku240118/uploads/seo/writing-g9072d7dfa_640.jpg)
◆ 人生の輪における重要な2つのポイント ◆
この人生の輪を作る際に、とても重要なポイントが2点ありますのでお伝えしておきます。
この2点は是非、押さえておいてくださいね!
ポイントの1点目は…、
使い方の部分でもお伝えしましたが、「点数は自分の評価(価値観)で付ける」という点です。
自分で点数を付ける場合、普段から自分自身に対して厳しい方や自己評価が低い方の場合、点数を低めに付ける傾向があります。
また反対に、自分自身に対して甘い方や自己評価が高い方の場合は、点数を高めに付ける傾向があります。
しかし、点数を高く付けようが低く付けようが、実際はどちらでも構いません。
あくまでもご自身の価値観で点数を付けることが正解ですので、高めに点数を付けたとしても、逆に低めに付けたとしても特に問題はありません。
「えっ? 点数は高い方がいいんじゃないの?」
と、思われたかもしれませんが、一旦ここでは「点数は自分の価値観で付けてOKで、今は点数が高くても低くても特に問題はない」と覚えておいてください。
次に解説する2点目の理由を見ていただくと、その意味がご理解いただけるかと思います。
それでは、ポイントの2点目です。
それは、「8つのエリアのバランスが整っていて、線で繋いだ形が ”円形(サークル状)に近い状態” が望ましい」という点です。
点数の高さよりも、円に近い(各エリアのバランスが取れている)ことが大事だということですね。
もちろん、点数が高いということは「そのエリアの内容は出来ている!(充実している)」という自己評価ですので、良いポイントではあるのですが…。
先程、1つ目のポイントの部分で、”点数はご自身の価値観で付けるモノだ” とお伝えしました。
周囲からは「よく出来るよね!凄い!」と評価されている方でも、自分自身が「とんでもない!自分はまだまだです」と、自分に厳しい評価を付ける方の場合は、どうしても総合的な点数は低くなります。
そうすると、完成した人生の輪は比較的に小さなサイズになりがちです。
反対に、周囲からは「アンタはもっと頑張らなきゃ駄目だよ…」と思われている人であっても、「自分はよく出来ている!能力が高い!」と思っている人は、おそらくご自身で高めの点数を付けるでしょう。
その場合の人生の輪は、比較的に大きなサイズとなるかと思います。
つまり、自分の価値観(自己評価)でそれぞれの8項目に点数を付けていきますので、人によっては輪が大きくなったり小さくなったりするのは普通であって、”大きさ”はさほど重要ではないということですね。
それよりも大切な部分は…、人生の輪の形状です!
8つのエリアの点数にバラつきが少ない場合、「人生の輪」の形状はおおよそ円形に近くなるはずです。
反対に、あるエリアの点数は比較的高くても、別のエリアの点数が極端に低いなどのバラつきがある場合、最終的な円の形状は部分的に尖ったり、凹んだりとボコボコした形状になってしまいます。
そして、この「人生の輪」の形を ”車輪(タイヤ)” に見立ててみてください。
自転車や自動車に乗って、ある目的地に進んでいく場合、車輪がボコボコしていると、跳ねたり揺れたりとガタガタしてしまい、なかなか安定して前に進めませんよね?
最悪、転倒してしまうかもしれません。
しかし、”車輪が円形に近い形状の場合はスムーズに目的地へ進んでいける”、その様にイメージできるかと思います。
そして、これは私たちの普段の生活にも、そのまま当てはまります。
![](https://smooooth11-site-one.ssl-link.jp/sanaekikaku240118/uploads/seo/wheel-g68531cf4c_640.jpg)
極端に浮き沈みがある生活を続けていると、全体的なバランスが崩れてしまい、様々な部分に歪みや問題が発生してしまう可能性が高くなります。
安定した生活を維持しようと思えば、できるだけ過度で極端な変化を少なくして、”バランスを重視する”という点が非常に大切となります。
つまり、この人生の輪で重要なポイントは”人生の輪の形状”であり、円形に近い形状であればあるほど、8項目のエリアのバランスが取れているということであって、目的地や目標に向かって安定して進んでいけるということを意味しています。
このバランスを意識したうえで、徐々に点数を上げていきながら高得点をキープできれば、力強い円形の人生の輪となって、あなたの人生そのものが上手に回り始める(前に進んでいく)でしょう。
◆ まとめ ◆
ザックリではありますが、ここまで「人生の輪(ライフホイール)」についての基本的な解説と、その使い方についてお伝えしました。
如何でしたでしょうか?
日頃から、将来の人生設計に対してしっかりと向き合われている方や、既に自分の望んだ将来を手に入れている方の多くは、この様なツールなどを活用しながら、ご自身の棚卸しや現状把握に日々、取り組まれています。
家や建物を建設する際に、設計図や図面がまったく無い状態でいきなりトントン、カンカン…と、作り始めることはないはずです。
何かを作る場合、その規模が大きければ大きいほど、設計図や計画書、完成予想図などは必須ですよね。
そして、私たちの人生設計や将来設計もまったく同様です。
当てずっぽうや場当たり的に毎日を送っていても、望む様な将来や結果は"単なる夢"で終わってしまい、叶うことはまずないでしょう。
しかし、多くの人は ”最も大切なはずの自分自身の人生" において、何の設計図も持たずに、その時の気分や感覚で毎日を過ごしています。
つまりは流されるままの、ある意味で「運」「環境」「周囲の状況」次第です。
モノづくりや他の事については、しっかりと設計図や計画書(完成予想図など)等を用意して準備することが必要だと理解しているのに、1番大切な自分の人生については、ほぼ無計画で毎日を過ごしてしまう…。
だけども、人が羨むような人生や、充実した幸せな人生は手に入れたいと望んでいる…。
私たちは本当に不思議ですよね (笑)
ただ、今回のブログを読まれて、いきなり「よし、私も人生設計を立てるぞ! 将来への目標だ!」と向きあうのは、なかなかハードルが高いかと思います。
そこで、まずは現状把握の第一弾として、今回ご紹介した「人生の輪」に取り組んでみては如何でしょうか?
新しい発見や気付き、今後への糸口が見つかるかもしれませんよ。
今回のブログが、何かしらのキッカケに繋がってもらえれば幸いです。
次回は「人生の輪(ライフホイール)その②」としまして、「なぜバランスが大切なのか?」「バランスを崩すとどうなるのか?」などを、もう少しだけ掘り下げてお伝えできればと考えています。
是非、そちらも併せて確認してみてください。
本日もご覧になっていただきまして、ありがとうございました。
それではまた!
人生の輪(ライフホイール)その①
![](https://smooooth11-site-one.ssl-link.jp/sanaekikaku240118/uploads/seo/616547ff598ff44_m.jpg)
いつもありがとうございます。
当事業所の代表、原です。
朝晩は随分と気温が下がってきており、季節の移り変わりを感じています。
新型コロナウイルスの感染者数の推移も、以前と比べると随分落ち着いてきていますが、まだまだ予断は許せない状況に変わりはありませんね。
世の中にはコロナウイルスだけでなく、今後も注意が必要なウイルス(従来からの感染症等)は他にも沢山ありますので、普段からの感染症対策はもちろんのこと、自分自身の免疫力を高める努力と継続の必要性を日々感じています。
40歳を越えた辺りから、「健康」という分野の価値観(優先順位)が自分の中で随分と上がってきたなと実感しています。
(20代~の若い時は、「お金」「自由」「趣味」などの価値観が上位を占めていました)
それだけ自分も歳を重ねたということでしょうね…(笑)
◆ 人生の輪(ライフホイール) ◆
さて、今回は私が普段から定期的に確認している重要なツールがありますので、ご紹介させてもらいます。
そのツールは「人生の輪(別名:ライフホイール)」というもので、私がセルフチェックの決定版と位置付けているものです。
(※「人生の輪」とネット検索してもらえれば、山ほど情報がアップされていますので、気になる方はご自身でも情報収集してみてください)
この「人生の輪」ですが、自己啓発の分野や心理学、コーチングなどはもちろん、分野を越えて幅広く活用されているツールであり、どの分野においても、かなり重要視されているツールです。
私は普段より資産運用の観点から投資(トレード)を行うのですが、その投資の師匠からもお金を通じて「人生の輪」の重要性を学びましたし、現在も学び続けている最新の心理学と言われるNLP(神経言語プログラミング)でも、「バランスホイール」という名で「人生の輪」はしっかりと登場します。
今回はこの「人生の輪」について、前・後半の2回に分けて解説していきます。
(※今回は1回目として、基本的なルールなどの解説をメインにお伝えします)
この後の解説をご覧になって、一度「人生の輪」の作成に取り組まれることを、是非ともおススメします!
◆ 人生の輪とは? ◆
この「人生の輪」を簡単に説明しますと、全部で8つのエリアから成る円形(サークル)のモデルです。
(※下の図を参照ください)
【 人生の輪(ライフホイール)】
![](https://smooooth11-site-one.ssl-link.jp/sanaekikaku240118/uploads/seo/%E4%BA%BA%E7%94%9F%E3%81%AE%E8%BC%AA.jpg)
”人生の輪” というだけあって、8つのエリアが私たちの生活や人生における重要な役割をそれぞれ担っています。
(※注)
この「人生の輪」は前述のとおり、心理学やコーチングなどの様々な分野で活用されていますが、8つのエリアの各項目については流派(宗派?)によって若干異なります。
今回は、普段から私が活用している8項目の内容に沿って解説しています。
![](https://smooooth11-site-one.ssl-link.jp/sanaekikaku240118/uploads/seo/4914534_s.jpg)
◆ 人生の輪の使い方 ◆
人生の輪における8つのエリアの説明と、このツールの使い方の解説は以下のとおりです。
<人生の輪における8つのエリア>
1.「感情」のエリア
2.「健康」のエリア
3.「人間関係」のエリア
4.「仕事・キャリア」のエリア
5.「お金(財政面)」のエリア
6.「時間管理」のエリア
7.「環境」のエリア
8.「精神」のエリア
<人生の輪の作成方法(基本的ルール)>
■現時点における各エリアに対して、自分自身でそれぞれに点数を付けます。
■点数は1点(不満足な状態)~ 10点満点(充実している状態)の間で付けます。
■点数はあくまでも自己評価で結構です。(他人からの評価ではなく、自分で思った点数を付けます)
■全8エリアに点数を付けたら、それぞれを線で繋げていきます。
■完成したご自身の人生の輪を確認します。
以上が基本的な作成ルールで、意外と簡単ですよね?
慣れれば、10分もあれば完成します。
※ルールに沿って作成すると、下のサンプル図のようになります。
![](https://smooooth11-site-one.ssl-link.jp/sanaekikaku240118/uploads/seo/%E4%BA%BA%E7%94%9F%E3%81%AE%E8%BC%AA%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AB.jpg)
それぞれのエリアに対しての意味や解釈(捉え方)は以下のとおりです。
【 1.「感情」のエリア 】
普段から、どれだけご自身の感情をコントロールできているのかを表すエリアです。
ちょっとしたことで直ぐに”カッ”となってしまったり、イライラしてしまうなど、喜怒哀楽が極端な場合、感情面の点数は下がる要因になります。
反対に、普段から感情(心)が整っていて、ちょっとしたことでも動じず、感情の起伏を上手にコントロールできている(落ち着かせている)方は、このエリアの点数は高くなるでしょう。
あなたは現状に何点を付けることができるでしょうか?
【 2.「健康」のエリア 】
健康面(身体そのものに加えて気力の充実など)を表すエリアです。
普段から健康体であって、体調を崩したり寝込んだりすることもなく、朝、目覚めてからも ”やる気に満ち溢れている様な状態” の方は、このエリアの点数が高い傾向にあります。
反対に、「身体が常に疲労を抱えていて疲れが抜けない…」「気力が上がらない…」「睡眠不足が続いている…」など、身体等に不調を抱えている人は、このエリアの点数が低くなる要因となります。
現状に対して、あなたは何点を付けることができるでしょうか?
【 3.「人間関係」のエリア 】
自分と近しい人との関係性を表すエリアです。
普段から接している身近な方との関係が良好な状態であれば、このエリアの点数は高くなる傾向にあります。
ちなみに、ここで挙げている人間関係ですが、パートナー(夫や妻、恋人など)がおられる場合はその方との関係をメインに捉えていただいて結構です。
また、パートナー以外にも普段からよく接する人(会社の同僚や上司、部下、友人など)を思い浮かべながら、ご自身の周囲の人間関係を総合的に判断して点数を付けてください。
あなたは現状に何点を付けることができるでしょうか?
【 4.「仕事・キャリア」のエリア 】
現在のお仕事やキャリアにおいての充実度を表すエリアです。
「自分の理想通りの仕事に就けていたり、キャリアを描けている」「納得のいく職場で働くことができている」など、仕事において充実した状態をキープできているのならば、このエリアの点数は高くなります。
逆に「仕事が楽しくない…」「やりたい仕事でもないし、やる気も起こらない…」「正当に評価されていない…」と感じるなど、自分の仕事に対して満足できていない場合などは、このエリアの点数が低くなります。
現状に対して、あなたは何点を付けることができるでしょうか?
【 5.「お金(財政面)」のエリア 】
ご自身の現在における収入や貯蓄額、または仕事とは別に収入源があるなど、自分が十分に満足できるだけのお金を手に入れる体制が築けているかどうかを見るエリアです。
ご自身で満足がいく収入または収入源を構築できていれば、このエリアの点数は高くなります。
一方で、「収入が低い」「貯蓄がない」「お金がなかなか貯まらない」「将来に向けて金銭面で不安がある…」などの場合、このエリアの点数は低くなります。
現状に対して、あなたは何点を付けることができるでしょうか?
【 6.「時間管理」のエリア 】
普段の生活の中で、どれだけ有意義に時間を使えていたり、時間を確保できているかを見るエリアです。
普段からやりたいことや、必要なことに対してしっかりと時間を確保できていたり、自分にとっての自由な時間を普段から使えている方は、このエリアの点数は高くなります。
反対に、「忙しすぎて常にバタバタしている…」「仕事や家族に時間を奪われて自分の時間が取れない…」「とにかく時間が無い!」という方は、このエリアの点数は低くなるでしょう。
現状に対して、あなたは何点を付けることができるでしょうか?
【 7.「環境」のエリア 】
ここでの環境についてですが、住んでいる場所や家などの”住環境”をメインに考えてください。
住んでいる住居の間取りや住み心地はもちろん、自分がゆったりとリラックスして過ごせる環境であったり、騒音やご近所トラブルなども無い落ち着いた環境を確保できているのであれば、このエリアの点数は高くなるでしょう。
反対に、住んでいてストレスや気苦労が絶えない場合や、騒音トラブルや立地が悪い、ご近所仲も不穏…などの問題を抱えている場合は、このエリアの点数が低くなってしまう要因となります。
現状に対して、あなたは何点を付けることができるでしょうか?
【 8.「精神」のエリア 】
この”精神”のエリアに関してですが、解釈は人によって様々です。
単純に「精神面が強い」「心が強い」という風に捉えていただいても問題ありませんが…。
私のおススメの捉え方をご紹介すると…、
■「今後の人生を、どういった生き方をしていきたいか?」
■「自分の人生の執着地点(死)を考えたとき、どの様な人生であったら幸せだったと思えるだろうか?」
上記の質問のように、自分の ”人生” や ”死” に対して普段から十分に考えているという方は、このエリアの点数を高く付けてもらって結構です。
反対に、「あまり人生や自分の死について深く考えたことがない…」という方は、現状は低い点数になろうかと思います。
以上、簡単にではありますが、8つのエリアの捉え方を説明しました。
上記を踏まえて、一度ご自身でエリア毎に点数を付けてみてください。
現状、あなたは各エリアで何点を付けられるでしょうか?
![](https://smooooth11-site-one.ssl-link.jp/sanaekikaku240118/uploads/seo/writing-g9072d7dfa_640.jpg)
◆ 人生の輪における重要な2つのポイント ◆
この人生の輪を作る際に、とても重要なポイントが2点ありますのでお伝えしておきます。
この2点は是非、押さえておいてくださいね!
ポイントの1点目は…、
使い方の部分でもお伝えしましたが、「点数は自分の評価(価値観)で付ける」という点です。
自分で点数を付ける場合、普段から自分自身に対して厳しい方や自己評価が低い方の場合、点数を低めに付ける傾向があります。
また反対に、自分自身に対して甘い方や自己評価が高い方の場合は、点数を高めに付ける傾向があります。
しかし、点数を高く付けようが低く付けようが、実際はどちらでも構いません。
あくまでもご自身の価値観で点数を付けることが正解ですので、高めに点数を付けたとしても、逆に低めに付けたとしても特に問題はありません。
「えっ? 点数は高い方がいいんじゃないの?」
と、思われたかもしれませんが、一旦ここでは「点数は自分の価値観で付けてOKで、今は点数が高くても低くても特に問題はない」と覚えておいてください。
次に解説する2点目の理由を見ていただくと、その意味がご理解いただけるかと思います。
それでは、ポイントの2点目です。
それは、「8つのエリアのバランスが整っていて、線で繋いだ形が ”円形(サークル状)に近い状態” が望ましい」という点です。
点数の高さよりも、円に近い(各エリアのバランスが取れている)ことが大事だということですね。
もちろん、点数が高いということは「そのエリアの内容は出来ている!(充実している)」という自己評価ですので、良いポイントではあるのですが…。
先程、1つ目のポイントの部分で、”点数はご自身の価値観で付けるモノだ” とお伝えしました。
周囲からは「よく出来るよね!凄い!」と評価されている方でも、自分自身が「とんでもない!自分はまだまだです」と、自分に厳しい評価を付ける方の場合は、どうしても総合的な点数は低くなります。
そうすると、完成した人生の輪は比較的に小さなサイズになりがちです。
反対に、周囲からは「アンタはもっと頑張らなきゃ駄目だよ…」と思われている人であっても、「自分はよく出来ている!能力が高い!」と思っている人は、おそらくご自身で高めの点数を付けるでしょう。
その場合の人生の輪は、比較的に大きなサイズとなるかと思います。
つまり、自分の価値観(自己評価)でそれぞれの8項目に点数を付けていきますので、人によっては輪が大きくなったり小さくなったりするのは普通であって、”大きさ”はさほど重要ではないということですね。
それよりも大切な部分は…、人生の輪の形状です!
8つのエリアの点数にバラつきが少ない場合、「人生の輪」の形状はおおよそ円形に近くなるはずです。
反対に、あるエリアの点数は比較的高くても、別のエリアの点数が極端に低いなどのバラつきがある場合、最終的な円の形状は部分的に尖ったり、凹んだりとボコボコした形状になってしまいます。
そして、この「人生の輪」の形を ”車輪(タイヤ)” に見立ててみてください。
自転車や自動車に乗って、ある目的地に進んでいく場合、車輪がボコボコしていると、跳ねたり揺れたりとガタガタしてしまい、なかなか安定して前に進めませんよね?
最悪、転倒してしまうかもしれません。
しかし、”車輪が円形に近い形状の場合はスムーズに目的地へ進んでいける”、その様にイメージできるかと思います。
そして、これは私たちの普段の生活にも、そのまま当てはまります。
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極端に浮き沈みがある生活を続けていると、全体的なバランスが崩れてしまい、様々な部分に歪みや問題が発生してしまう可能性が高くなります。
安定した生活を維持しようと思えば、できるだけ過度で極端な変化を少なくして、”バランスを重視する”という点が非常に大切となります。
つまり、この人生の輪で重要なポイントは”人生の輪の形状”であり、円形に近い形状であればあるほど、8項目のエリアのバランスが取れているということであって、目的地や目標に向かって安定して進んでいけるということを意味しています。
このバランスを意識したうえで、徐々に点数を上げていきながら高得点をキープできれば、力強い円形の人生の輪となって、あなたの人生そのものが上手に回り始める(前に進んでいく)でしょう。
◆ まとめ ◆
ザックリではありますが、ここまで「人生の輪(ライフホイール)」についての基本的な解説と、その使い方についてお伝えしました。
如何でしたでしょうか?
日頃から、将来の人生設計に対してしっかりと向き合われている方や、既に自分の望んだ将来を手に入れている方の多くは、この様なツールなどを活用しながら、ご自身の棚卸しや現状把握に日々、取り組まれています。
家や建物を建設する際に、設計図や図面がまったく無い状態でいきなりトントン、カンカン…と、作り始めることはないはずです。
何かを作る場合、その規模が大きければ大きいほど、設計図や計画書、完成予想図などは必須ですよね。
そして、私たちの人生設計や将来設計もまったく同様です。
当てずっぽうや場当たり的に毎日を送っていても、望む様な将来や結果は"単なる夢"で終わってしまい、叶うことはまずないでしょう。
しかし、多くの人は ”最も大切なはずの自分自身の人生" において、何の設計図も持たずに、その時の気分や感覚で毎日を過ごしています。
つまりは流されるままの、ある意味で「運」「環境」「周囲の状況」次第です。
モノづくりや他の事については、しっかりと設計図や計画書(完成予想図など)等を用意して準備することが必要だと理解しているのに、1番大切な自分の人生については、ほぼ無計画で毎日を過ごしてしまう…。
だけども、人が羨むような人生や、充実した幸せな人生は手に入れたいと望んでいる…。
私たちは本当に不思議ですよね (笑)
ただ、今回のブログを読まれて、いきなり「よし、私も人生設計を立てるぞ! 将来への目標だ!」と向きあうのは、なかなかハードルが高いかと思います。
そこで、まずは現状把握の第一弾として、今回ご紹介した「人生の輪」に取り組んでみては如何でしょうか?
新しい発見や気付き、今後への糸口が見つかるかもしれませんよ。
今回のブログが、何かしらのキッカケに繋がってもらえれば幸いです。
次回は「人生の輪(ライフホイール)その②」としまして、「なぜバランスが大切なのか?」「バランスを崩すとどうなるのか?」などを、もう少しだけ掘り下げてお伝えできればと考えています。
是非、そちらも併せて確認してみてください。
本日もご覧になっていただきまして、ありがとうございました。
それではまた!
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