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ニューロ・ロジカル・レベル

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ニューロ・ロジカル・レベル
こんにちは。
当事業所の代表、原です。

本ブログでも度々取り上げておりますが、私が学んでいる分野で、NLP(神経言語プログラミング)という心理学があります。
(※NLPとは…Neuro Linguistic Programingの略称で、言語学、心理療法なども含む、別名「脳の取扱説明書」と呼ばれる最新の心理学のことです)


そもそも私がこのNLPを学んでみたい!と思うキッカケの一つとなった、ある概念(モデル)があるのですが、とても感銘を受けた一つの考え方ですので、今回はそれをご紹介(シェア)したいなと思います。

そのモデルは『ニューロ・ロジカル・レベル』という概念で、日本語では『意識の5段階』という名前で紹介されたりします。
(※本当は6段階まであるのですが、内容が複雑になりますので、今回は5段階として捉えていただいて結構です)


このモデルを開発・提唱されたのは、ロバート・ディルツ(Robert Dilts)という人物です。


(※ロバート・ディルツ氏)


ロバート・ディルツ氏はNLPの共同開発者であり、心理学やビジネスコンサルティング、コーチング等の分野での世界的権威です。

彼の過去のクライアントとしては、iPhoneでお馴染みのアップルやマイクロソフト、IBM、バンク・オブ・アメリカ、HP(ヒューレット・パッカード)などの、世界的大企業ばかりで、完全に雲の上、空の上の人という方ですね…(笑)


少し話が横道にそれますが…、
私がスクールでNLPを直接教わっていた時、恩師に教えてもらったディルツ氏の逸話をご紹介します。


世界的に活躍されているディルツ氏ですが、過去に彼の母親が乳癌を患い、癌細胞が既に全身転移の状態(ステージⅣ)で、医師からは余命数ヶ月と宣告されていたそうです。

その際に、ディルツ氏は抱えていた仕事の予定をすべてキャンセルし、自らの持つNLPのスキルと、あらゆる時間を母親の為に使い、対話やNLPのセッションを繰り返したそうです。


その結果が驚愕なのですが…。

医師から余命わずかと宣告を受けていた彼の母親は、その後、約20年近くを生きられたそうです。
残念ながら現在は既に亡くなられているそうですが、その死因も癌ではなく、別の理由だったと聞いています。

もちろん、食事などの生活習慣を一から見直されたそうですが、それでも凄い回復劇ですよね…。


ただ、これは「脅威の魔法パワー!」や「人知を超えた超能力が…!」などというオカルト的な話ではなく、人が持つ ”思い込み” や ”セルフイメージ” 、”信念(信じていること)” などをプラスに変容させることで、人の思考や無意識レベルの活力が身体の免疫システムにまで作用するという、人間に本来備わっている能力やパワーの凄さを感じさせる逸話です。


同じような話で、プラシーボ効果(※)などが有名です。

【※プラシーボ効果(プラセボ効果)】
有効成分が含まれていない偽薬を投与されたとしても、患者は「薬が効く」と思い込んでいると、病状に改善・回復の兆しが見られる心理的効果のこと。(※思い込みの力によって実際上の効果・影響が表れること)


話を戻しますが、このロバート・ディルツ氏が提唱されている「ニューロ・ロジカル・レベル」、
見た目は意外とシンプルですが、私たちの生活や仕事にも深く関わってくる、非常に興味深い体系モデルです。

私も、様々な場面でこのモデルを活用したり、意識する様にしています。
「最近は何か上手くいってないような気がするな…」と感じるときや、様々なことを振り返る際にも活用しています。

是非、皆さんのこれからの人生において、何かしらのヒントとなれば幸いです。




◆ ニューロ・ロジカル・レベル(意識の5段階)◆

このニューロ・ロジカル・レべルですが、「セルフイメージ(自己認識)」「信念・価値観」「能力」「行動」「環境」という5つの階層からなる体系モデルです。
(※下記の図表を参照)




図表のとおり、上の階層(セルフイメージや信念など)ほど、下位の階層(行動や環境など)に影響を強く与えることを、分かりやすく体系化したものです。


(意識の5段階)
1.セルフイメージ(自己認識)
2.信念・価値観
3.能力
4.行動
5.環境


例えば、仕事や周囲との関係が上手くいかない場合。

何とか現状を変えようと、環境面や行動面という部分だけを変えてみたとしても、多くの場合は障害となる壁を乗り越えることができず、結果的に元の状態(問題が解決できていない状態)へと戻ってしまいます。
(※「人間関係が悪いのが問題だ!」と、環境(職場など)を変えるために転職したり、「今度こそ気合いを入れて頑張るぞ!」と行動に注力したとしても、同じような問題が繰り返されて、結果的に上手くいかないなど)


それは一体、何故なんでしょうか?


そこには、私たちが持つ「セルフイメージ」といった概念が大きく影響しています。



◆ セルフイメージ(自己認識)の重要性 ◆



自分が何者であって、自分のことをどのような人間であると認識しているかという、自己認識のことを「セルフイメージ」と言います。
(※同じような意味として「アイデンティティ(同一性)」などと表現されることもありますが、今回はセルフイメージとして説明します)


そして、私たちはこの「セルフイメージ」をどのように認識しているのかで、その後の行動や発揮できる能力、将来や運命が180°変わっていく…と言われれば、皆さんはどの様に感じるでしょうか?


例えば、「”自分は『人と関わることが苦手』な人間だ” 」というセルフイメージ(自己認識)を持っているとしましょう。
その場合、その人の持つ「信念(思い込み)」「価値観」は、恐らく以下のようなものだと思います。



『人と関わることが苦手』と認識している人の信念や価値観は…、

■「人と話すことが嫌い」
■「人が多い場所はしんどくなる」
■「人から良い評価なんて得られるはずがない」
■「自分は人見知りだ」
■「1人でいたい」 …などなど



そして、そのような信念や価値観を持っている人は…、

■「自分は人前で話せない…」
■「自分は緊張するので人前に立てない…」
■「自分を表現する自信がない…」
■「人前で恥をかきたくない(恥をかいてしまう)」 …などなど


このように自分自身を評価しており、そのことを本人自身が ”強く信じている” ため、その人に本来備わっているはずの「能力」を十分に発揮させることは難しいでしょう。
(”できない”と本気で信じている人は ”能力を発揮すること自体が難しい” いう理屈は、容易に想像できるかと思います)


そして、能力を発揮できない人は、「自分はそもそも能力が無い人間だ…」と強く信じることにより、どんどんと「行動」や「チャレンジ」することを避けるようになっていきます。

■「人前には立ちたくない(立てない)」
■「人の前で話す仕事はしたくない(できない)」
■「人と関わる仕事は向いていない(できない)」
■「人との交流はできるだけ避けたい(したくない)」 …などなど



行動を避ける(避け続ける)人は、その人を取り巻く「環境」にも大きく影響を与えていきます。

その人が活躍できるステージはどんどんと小さくなっていき、仕事や地位、役職、与えられるべき立場、責任、それに伴って得られるであろう収入や住環境なども、比例する様に小さく萎んでいくことになります。


では反対に、「”自分は『人と関わることが得意』な人間だ” 」というセルフイメージ(自己認識)を持っているとどうでしょうか?
その場合、その人の持つ「信念(思い込み)」や「価値観」は、どのようになっていくのでしょうか?




自分は『人と関わることが得意である』と認識している人の信念や価値観は…、

■「人と話すことが好き」
■「人と交流することが楽しい」
■「人から「明るいね」と言われる」
■「自分は社交的で、協調性がある人間だ」
■「皆で協力することが好き」 …などなど



そして、上記のような信念や価値観を持っている人は…、

■「自分は人前で臆せず話すことができる!」
■「自分は人前で話すことが楽しい」
■「自分を表現したい、知ってもらいたい」
■「良い影響を与えることができる」 …などなど


このように自分自身を評価して、それを当たり前のように ”強く信じている” ため、元々持っている対人関係の「能力」を十二分に発揮させることができます。
(”自分は出来る””自分はそのことが好き” 本気で信じているため、 自分の持つポテンシャルを最大限発揮し、更に成長していくことが可能となります)



能力を発揮できる人は、「自分は素晴らしい能力を持っている!」と信じることにより、積極的に「行動」や「チャレンジ」を広げていくことができます。

■「大勢の前で話ができる(話してみたい)」
■「人と積極的に関わる仕事がしたい(できる)」
■「自分は人と関わる仕事が向いている」
■「世界中の人と交流したい」 …などなど


当然ながら、その人を取り巻く「環境」レベルにも大きく影響を与えていきますので、その人が活躍できるステージはドンドンと拡大していき、仕事も様々なポジションや立場を積極的に経験することで、地位や役職、活躍できるステージが加速度的に上がっていきます。
それに伴って、得られる収入や名声、人脈、影響力なども広がっていきます。


この前者と後者を分けている差、つまり両者の何が違うのかというと、最初の出発地点であるセルフイメージ(自己認識)の差です。

本人がこのセルフイメージをどのように捉えているのかによって、180度違う結果が目の前に広がっていきます。

「色々と方法を試すなど努力はしているけど、なかなか上手くいかない…」と感じている方は、一度ご自身の「セルフイメージ(自己認識)」について考えてみることを、ぜひお勧めします。


このニューロ・ロジカル・レベルに始まる一連の話を数年前に聞いた時、「何をやっても人より時間が掛かったり、望む結果が手に入りにくい」と幼少期より感じていた私の中で、認識が大きく変化したことを今でもハッキリと覚えています。

そして、「どうやったら自分のセルフイメージを高めることができるのか?」という答えを求めて、これまでもNLPを始めとした様々な学びに触れてきました。

私自身、まだまだ学びの途中ではありますが、以前と比べて随分とセルフイメージが好転していったことを実感しています。

それに伴って、自分自身への自信はもちろんですが、仕事や人間関係など、あらゆることが上手く回り始めていきました。



◆ 最後に… ◆

実際にセルフイメージは「心の設計図」とも言われ、自分自身への意見であり、あなた自身に対する”思い込み”です。

このセルフイメージを自分が望むままに書き換えることができたら素晴らしいのですが、「人が本気で信じていることを変える」ということは簡単なことではありません。

セルフイメージやその人の持つ信念などは、これまでの長い人生の中で月日を経て培ってきた、人の心の中心に存在するものです。

実際にその部分を取扱うとなると、それなりに正しいアプローチや学びを深めていく必要があります。

そして、セルフイメージの重要性は、自分自身だけではなく、当然ながら相手にもそのまま当てはまります。


例えば、家庭内や職場内において…、

「何回言わせるんだ、この間抜け!」
「本当に使えないヤツだな、君は!」
「顔も見たくない。あっちに行って!」


上記の様な言葉掛けは、相手のセルフイメージ(自己認識)を直接傷つけてしまいます。
(本来なら「行動」等に対して注意するべき場面で、相手の個人そのもの(アイデンティティ)を否定してしまっています)

もし、相手のとった ”行動” に対して注意する必要がある場合、しっかりと ”その行動” に焦点を当てて伝えることが重要です。
(その行動の「何がいけなかったのか?」など)

間違ったコミュニケーションの取り方やメッセージの伝え方をしてしまうことで、大切な相手との関係悪化を招くだけでなく、相手のセルフイメージそのものを壊してしまう可能性があります。


もし、仕事や人生、人間関係において、現状をより好転させたいと感じているなら、この「ニューロ・ロジカル・レベル(意識の5段階)」の繋がりを理解した上で、自分自身は勿論のこと、お相手に対しても正しいアプローチが必要となっていきます。


もし、少しでもセルフイメージの重要性を感じてもらえるのであれば、NLPを始めとした新たな学びに触れることで、これからの生活や仕事、人生を好転させるチャンスを掴んでもらえればと思います。


今日は簡単にではありますが、NLPにおける「ニューロ・ロジカル・レベル」という体系モデルをご紹介しました。

今回の内容が、皆さんのこれからの生活や人生のヒントに繋がれば幸いです。


それでは、また!

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