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質問のパワー④(質問と命令の違い)

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質問のパワー④(質問と命令の違い)

いつもありがとうございます。
当事業所の代表、原です。


新型コロナウイルスの感染拡大は、なかなか収束の方向に向かいませんね。
本日現在(4/18)、大阪では1日の感染者数が1,200人を突破したそうです。

私たちが生活していくためには、経済や人の流れを止める事は不可能ですし、人類とパンデミックとの闘いは永遠のテーマですので、そう簡単にウイルスを打ち負かすことができれば…苦労はありませんよね。

私が普段から行っている投資の世界で、常に相手にしている相場(マーケット)も同様ですが、此方のコントロールが一切効かない相手、影響を与えられない相手には成す術がありません。
私たちに出来ることは、リスク管理を徹底し、そのうえで出来うる対処をするしか方法がありません。

新型コロナウイルスの感染拡大は、高齢者向け介護サービスを提供する我々としても、本当にやるせない気持ちです…。



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さて、前回の投稿から少し時間が空いてしまいましたが、今回も引き続き ”質問” に焦点を当てていきます。

本日は、質問の魅力をお伝えする第4弾目としまして、「質問と命令の違い」をテーマにお伝えしていきます。
今回のテーマだけでも、十分に質問の魅力を感じてもらえるのではないかと思っています。

また、小さな子供がいる方や、仕事で部下や後輩に接する機会があるなど、普段から指示や命令を多用する立場にある方にとっては、新たな気付きや発見があるかもしれません。

是非、楽しみに読み進めてみてください。



◆ 人は指示や命令を受けたくない ◆

普段、親子関係や上司部下の関係など上下関係がある場合に、目上の者(上位者)から目下の者に対して、指示や命令を使って、やって欲しい事を伝えるのが一般的かと思います。

例えば…、
・「早く片付けしなさい」
・「お風呂に入りなさい」
・「今週までに報告書を提出してよ」
・「〇〇に行ってもらいたいんだよね」
・「姿勢を正して座りなさい」
…などなど。


しかし、一方的に他人から行動を決めつけられたり、命令されると反発や嫌悪感を覚えますよね。

私たち人間は、他人から指示や命令されることを本能的に嫌います。

それは、私たちは「自分の意志で動きたい」という本能が働いているからです。


頭では「指示や命令通りに動く必要がある」と理解している場合であっても、私たちの無意識は他人から強制的に動かされるのを拒否しますので、そこには必ず心理的な抵抗が働きます。
(さらに横柄で偉そうな態度で指示・命令を受けると、余計に「イラッ!」ときますよねundecided

そのため、私たちは「指示や命令」という形でメッセージを受け取ると、心に引っ掛かる「何か嫌だ」という感情が残ります。

大人だけでなく、相手が子供であったとしても同様です。
大好きなお母さんやお父さんからであったとしても、指示や命令で動かされるのを子供は嫌がるはずです。

人は自分の意志で決めて、自分の判断で動きたいんですね。








◆ 質問の驚くべきパワー ◆

ところが、この指示・命令を使わずに、相手に動いてもらう方法が存在します。
しかも、相手の心理的抵抗を受けることなく、相手に指示・命令と同じ効果を期待できる方法です。

そう、皆さんが普段から自然に使っている ”質問” のパワーを活用します。

使い方は少しコツと慣れが必要かもしれませんが、特に難しくはありません。
単純に、指示や命令を質問に置き換えてしまうだけです。


では実際に、指示や命令を「質問」に置き換えてみると、どうなるでしょうか?
※冒頭の指示・命令の例を質問に置き換えてみると…

・「早く片付けしなさい」→→→「直ぐに片付けることはできる?」
・「お風呂に入りなさい」→→→「お風呂はご飯の前に入る?それとも食べた後に入る?」
・「今週までに報告書を提出してよ」→→→「今週までに報告書は提出できそうかな?」
・「〇〇に行ってもらいたいんだよね」→→→「〇〇に行ってもらう事は可能かな?」
・「姿勢を正して座りなさい」→→→「一度、背筋を伸ばすことは出来ますか?」


質問への変換パターンはそれこそ無限にありますので、上記はほんの一例ですが、如何でしょうか?
指示や命令を、質問の形式に変換してみました。

指示や命令を直接受けるよりも、心理的な抵抗を感じないのではないでしょうか?


実は、卓越した人ほど、指示や命令で強引に相手を動かすようなことはせずに、優れた質問を使って相手を動かすスキルを身に着けています。

なぜならば、その方が相手の抵抗に邪魔されることなく、此方の思いも伝えることができて、相手が自発的に行動できることを知っているからです。


「自発的」と書きましたが…、これはとても重要なポイントです。

指示や命令だと、あくまでも主導権は伝える側(命令者)にあります。
「〇〇しなさい」と命令するわけですから、当然ですね。
受ける側の意志は関係なく、相手にコントロールされている(動かされている)状態です。

ところが質問を使うと、主導権は受け手側に移ります。
つまり、質問された内容に対する判断と決定権は受け手側にあるわけです。

自分で選択ができる状態、すなわち自分で判断した上で決断するわけですから、「させられている」という心理的抵抗が働きにくいわけです。

「指示・命令」と「質問」との大きな違いは、「人に動かされるのか」⇔「自分で選択することができるのか」の違いです。



◆ 質問は年齢や上下関係をも無力化することができる ◆

質問にはまだまだ優れた点があります。
それは…、上下関係、年齢、立場を問わずに使えるという点です。

冒頭にも書きましたが、指示や命令は本来なら上位者が下位の者に対して使うものであり、逆は基本的に有り得ませんよね。
(※部下が上司に命令したり、子供が親に命令するなど…)

しかし、質問に関しては年齢や立場は問わず、上下関係も存在しません。

普段でも何か分からないことがあれば、部下から上司に質問することは日常的にあるでしょう。
親子関係や師弟関係でも同様だと思います。

また、次回以降の質問のテーマで紹介する予定ですが、質問の持つ優れた能力の1つとして、質問には、投げ掛けられると相手の頭の中にスーッと抵抗無く入っていくという素晴らしい特性があります。

逆に言うと、人は質問されると否応なく受け入れてしまう、つまり”抵抗することができない”んですね。


例えば…
以下の質問に 対して”絶対に” 答えない(答えを思い浮かべない)でくださいね。
(絶対に…ですよ!)

・「1+1の答えは?」
・「あなたの好きな食べ物は?」
・「あなたの名前は?」

…どうでしょうか?(笑)
質問に答えたくなくても、”答えを頭の中で自然に考えてしまう”はずです。

このように、脳は指示や命令は無意識が抵抗してブロックしようとしますが、質問は抵抗できないようにできています。

その特性もあって、年齢や立場、あらゆる関係を超えて、相手の抵抗を受けずに質問を投げ掛けることが可能となります。





◆ まとめ ◆

如何でしたでしょうか?
質問にはまだまだお伝えできていないパワーや魅力が沢山あります。

もちろん、ただ単に質問へ変換すれば何でも相手へ上手に伝わる…訳ではありません。

そもそも私たち人間は、相手の声の大きさや語気(抑揚、トーンなど)、表情、姿勢などで相手の感情を察して判断する生き物です。
(※以前のブログ:『言葉は気持ちを乗せる「乗り物」である』を参照)

相手を信頼していない者同士でいくら質問を多用したとしても、言葉自体が相手には届かないでしょう。
会話をする上で、相手への気持ちや配慮、信頼関係、思いやりなどは当然、必要です。


そのうえで是非、”質問”に興味と可能性を感じてもらい、指示や命令を質問に置き換えて伝える方法を実践してみてください。
そして、相手の反応を注意深く観察してみてください。

今まで指示や命令で伝えていた時よりも、確実に相手の反応(表情や態度など)にプラスの違いを感じてもらえると思います。

最初は上手く出来なかったり、「質問のパターンが思い浮かばない」と思われるかもしれません。

大丈夫です。
要は慣れと、回数を掛ける”反復”です。

「反復はスキルの母」と言われる程、私たちは繰り返し反復することで、使えるスキルとして定着していきます。


また、私が学ぶNLP(神経言語プログラミング)で、繰り返して投げ掛けられる大切な言葉があります。

難しいのではなく、慣れていないだけ

誰でも最初から上手くなんて出来ません。
”出来ない”、”難しい”のではなく、ただ単純に”慣れていないだけ”です。

是非、会話の中で意識的に”質問”を有効活用して、お互いに円滑なコミュニケーションを目指してください。


これまで4回に渡って質問をテーマにお伝えしてきましたが、残すところ、あと2回でひとまず質問のテーマは終了する予定です。
(それでも、結構なボリュームですよねfoot-in-mouth

本当は質問をテーマにまだまだお伝えしたい内容がありますが、内容がより深く専門的になってしまいますし、私の時間が幾らあっても足りません(笑)

他にお伝えしたいテーマも控えていますので、このブログを通して質問のエッセンスだけでも感じてもらえれば幸いです。


「質問」という分野にご興味があれば、是非ともNLPやコーチングなどを学んでみてください。
大切な時間を使って学ぶ価値は十分ありますし、一生モノのスキルとなります。
(※あなたの世界観がガラリと変わることをお約束します)


本日もお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
次回をお楽しみに!
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